物理基礎:帯電の仕組みと導体・不導体

<ポイント>
・原子は電子を放出したり、取り込んだりして帯電することがある
・「帯電した原子」をイオンという
・金属のように電気を通しやすい物質を導体、通しにくい物質を不導体という
(1)帯電のしくみ
原子は「電子を放出」したり、「電子を取り込む」ことで帯電してイオンになります。

・「電子を放出」して、正に帯電したイオンを陽イオン
・「電子を取り込む」ことで、負に帯電したイオンを陰イオン

といいます。

摩擦などにより、電子の移動が起こって、「電子を取り込んだ側が正に帯電」し、「電子を放出した側が負に帯電」することで、静電気現象が起こります。

(2)導体・不導体
①導体
金属などの電流を通しやすい物質を導体といいます。
抵抗が小さいため、電流を流しやすい物質。

②不導体(絶縁体)
ガラス・ゴムなどの電流を通しにくい物質を不導体(絶縁体)といいます。
抵抗が大きいため、電流を流しにくい物質。

③半導体
電気抵抗の大きさが導体と不導体の中間くらいのものを、半導体といいます。
ケイ素(シリコン)・ゲルマニウムなどがこれにあたります。

<補足>
導体や不導体に、「帯電した物体を近づける」と、それに近い側の表面には「帯電している物体と逆符号の電荷」が集まります。
この現象を静電誘導といいます。
<まとめ>
・原子は電子を放出したり、取り込んだりして帯電することがある
・「帯電した原子」をイオンという
・金属のように電気を通しやすい物質を導体、通しにくい物質を不導体という

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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