・抵抗が並列に接続されていれば、同じ大きさの電圧がかかる
・抵抗が並列に接続されていれば、電源電圧とおなじ大きさの電圧がかかる
・並列回路の合成抵抗 1/R = (1/R1) + (1/R2)
図の回路について、次の値を求めなさい。
(1)抵抗 R1、 R2 にかかる電圧 V1、 V2 をそれぞれ求めなさい。
(2)電源の電圧 V を求めなさい。
(3)抵抗 R1 を流れる電流 I1 を求めなさい。
(4)回路全体を流れる電流 I を求めなさい。
〔解説〕
(1)抵抗 R1、 R2 にかかる電圧 V1、 V2 をそれぞれ求めなさい。
R2には 30Ω の抵抗がかかり、1.2A の電流が流れているので、
V = RI より、
V2 = 30・1.2 = 36[V]
R1、 R2は並列に接続されているので、同じ電圧がかかっている。
よって、 V1 =V2 = 36[V]
(2)電源の電圧 V を求めなさい。
V1 =V2 = Vなので、同じ電圧がかかっている。
よって、V = 36[V]
(3)抵抗 R1 を流れる電流 I1 を求めなさい。
V = RI より、
I1 = V1 / R1 = 36 / 20 = 1.8[A]
(4)回路全体を流れる電流 I を求めなさい。
R1、 R2は並列に接続されているので、合成抵抗 R は
1/R = (1/R1) + (1/R2) という式で表される。
1/R =( 1/20 )+( 1/30 )= 5/60 = 1/12
よって、合成抵抗 R = 12[Ω]
回路全体について、
V = RI より、
I = V/R = 36/12 = 3.0[A]
・抵抗が並列に接続されていれば、同じ大きさの電圧がかかる
・抵抗が並列に接続されていれば、電源電圧とおなじ大きさの電圧がかかる
・並列回路の合成抵抗 1/R = (1/R1) + (1/R2)
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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