【質問】地理:田園都市構想と大ロンドン計画の違いがわかりません

〔質問〕
田園都市構想と大ロンドン計画の違いがわかりません
〔回答〕
まず時系列的には、
・田園都市構想:19世紀末にハワードにより提唱されたもの
・大ロンドン計画:第2次世界大戦中の1944年からスタートした都市計画
ですが、
両者の関係性については「大ロンドン計画は田園都市構想でのアイデアも取り入れながら進められた」というように思ってもらったら結構です。

ともに、ロンドンの過密化を防ぐため、という点では共通です。

〔詳細〕
田園都市構想自体は、「田園都市」の名称のイメージ通り(?)、大都市の郊外に、自然と共生した、人口3万人程度の小規模都市をつくる、というものです。
実際にレッチワースやウェリン・ガーデン・シティといった都市がつくられています。

一方、大ロンドン計画は第2次世界大戦後のロンドンの再建という意味合いもあり、都市の再編や再整備も主要なテーマとなっています。
ロンドンの拡大を抑えるため、緑地帯(グリーンベルト)と、その外側にニュータウンをつくるというものですが、これらには田園都市構想のアイデアも反映されています。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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