【質問】地理:重慶や成都が中緯度高圧帯くらいの緯度で内陸部なのに、それなりに降水量があるのはなぜですか?

〔質問〕
重慶や成都が中緯度高圧帯くらいの緯度で内陸部なのに、それなりに降水量があるのはなぜですか?
〔回答〕
モンスーンの影響が大きいです。

たしかに太平洋またはインド洋から四川盆地に至るには比較的標高が高い箇所を乗り越える必要があり、その段階で降雨によって水分を失いますが、それであっても依然として十分な水分を保っている状態で到達します。
すると、盆地に水蒸気がこもる・貯まるような感じになり、それがやがて降雨に繋がる、というものです。

〔補足〕
なら、日本程度の山脈の標高で、風下側(夏なら日本海側)が乾燥するというのはおかしいのでは?と思うと思いますが、
実際のところ、これは極端な言い方になっていて、夏の季節風が日本海側にやってきてもそれなりに湿度は保たれていて、世界レベルでの「乾燥」というほどではないです。

もし、日本海の部分が海ではなく大山脈であれば、そこにぶつかる形で、夏の新潟などでもそれなりの降雨があると思われます。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
アンケートへのご協力をお願いします(所要2~3分)
「将来設計・進路」に関するアンケートを実施しています。ご協力いただける方はこちらよりお願いします
(Googleフォームにアクセスします)

当サイト及びアプリは、上記の企業様のご協力、及び、広告収入により、無料で提供されています