| 〔質問〕 分数の極限で、1/0 のように書いたらバツになりました。いけないのですか？ |
| 〔回答〕 「1に近づくもの」と「0に近づくもの」を考えるという意味で、分子のそばに「→ 1」、分母のそばに「→ 0」とメモ書き程度に書くのであれば構いませんが、正式な数式の記載ルールとして書くことはできません。 かつ、そもそも分母が 0 という分数は存在しませんので、その点でも不可です。 |
〔詳細〕
極限の答え方としては、「具体的な数字（極限値）」「∞」「－∞」（及び「振動」）しかないと思ってください。
言い換えると、「途中経過として、こういうことを考えている」という意味合いで「＝」で繋ぐことは避けておいてください。
極限の答え方としては、「具体的な数字（極限値）」「∞」「－∞」（及び「振動」）しかないと思ってください。
言い換えると、「途中経過として、こういうことを考えている」という意味合いで「＝」で繋ぐことは避けておいてください。
※ 例えば「limx→3 (x－2)/x＝1/3」という答案は、あくまでも答えである極限値（最終形）が「1/3」なのでこう書いているだけで、必ずしも「『分子は1に近づく』から『1』、『分母は3に近づく』から『3』」という思考過程を一旦書いたものではない、ということには注意してください。その思考過程は頭の中でとどめておいてください。
なお、教科書や参考書では、不定形の説明の箇所で「0/0」のような書き方がされていると思いますが、それは便宜的にそう書いてあるだけのもので、これも答案内で使うことはできません。
× lim●＝0/0＝…
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