【質問】地理:「卸売業販売額」に関する問題の解き方がわかりません

〔質問〕
「卸売業販売額」に関する問題の解き方がわかりません
〔回答〕
卸売(おろしうり)業は各地方の中心都市に所在する傾向にあります。
例えば、東北地方における仙台市、近畿地方における大阪市というようなイメージです。

そのため、「卸売業販売額」に関する問題を解く際には、「販売額が多い都市は、各地方の中心都市」という観点で絞り込んでいってください。

〔詳細〕
卸売業とは「メーカー」と「小売(こうり)店(いわゆる街中の店のこと)」の間を取り次ぐ業者のことです。
単純化して言うと、
・メーカーは作ることに専念したい
・小売店は消費者に売ることに専念したい
ため、製品のやり取り等については誰かに任せたい、という気持ちが起こります。
卸売業者はその役割を担っています。

例えば、特に生産者が限られている製品の場合、工場は日本のどこか1カ所にしかない、というようなこともありえます。
そのような場合、製品を一旦、各地方の中心都市まで持ってきて、そこから各店舗に届ける、というような動きが効率的になるため、上記の「卸売業は各地方の中心都市に所在する傾向」が生まれます。

なお、卸売業者が存在することで、契約の簡素化も図られます。
例えば、ある店舗が複数の工場の製品を扱いたい場合、卸売業者がいなければ各工場と個別に交渉・契約していく必要があります。しかし、卸売業者が存在することで、そこに発注をかけるだけで製品を取り揃えることができます。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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