高校英文法:不定詞の副詞的用法[結果]

<例文>
She grew up to be a nurse.
「彼女は大人になって看護師になった」

<ポイント>
・名詞以外を修飾する不定詞は副詞的用法
・不定詞の副詞的用法には5つ意味がある
・結果を表す副詞的用法は「(そして)〜する」と訳される

【 不定詞の概要 】
不定詞とは to + 動詞の原形 で、英文中で 名詞形容詞副詞 の働きをします。

[ 名詞的用法 ]
To get enough sleep is important.
「十分に睡眠をとることは重要です」

( 形容詞的用法 )
I have friends to help me.
「私には助けてくれる友達がいます」

< 副詞的用法 >
I got up early to catch the first train.
「始発に乗るために早起きをしました」

【 不定詞の副詞的用法 】
不定詞の副詞的用法は、
①[目的]「〜するために」
②[感情の原因]「〜して」
③[判断の根拠]「〜するなんて」
④[結果]「(そして)〜する」
⑤[程度]「〜するには」

今回は不定詞の副詞的用法[結果]を取り上げます。

副詞的用法の意味判断は、to do ~ 以外の英語に注目しましょう。
結果を表している場合は、次の3つの形で使われることが非常に多いです。

S + live to be ~ 「 S は(生きて)〜となる」
S + grow up to be ~ 「 S は成長して・大人になって〜となる」
S + wake up to find ~「 S は目覚めると〜だ・〜だとわかる」

She grew up と一緒に to be a nurse が使われているので、「彼女は大人になって看護師になった」という訳になります。

<その他の例文>
He woke up to find himself in the hospital.
「彼は目を覚ますと、病院にいた」

The scientist lived to be ninety.
「その科学者は90歳まで生きた」

<補足>
副詞的用法が[予想外の結果]や[残念な結果]を表すこともできます。その場合は only to do という形になります。
S V ~ only to do … 「〜したが … だった
 
I got to the station only to find that the train had already left.
(私は駅に着いたが、電車はすでに出発してしまっていた)
 
I got to the station「駅に着いた」ことに対して、the train had already left「電車はすでに出発してしまっていた」と [予想外の結果] を表しています。
<まとめ>
・名詞以外を修飾する不定詞は副詞的用法
・不定詞の副詞的用法には5つ意味がある
・結果を表す副詞的用法は「(そして)〜する」と訳される
・予想外や残念な結果を表す場合は only to do を使う

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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