高校英文法:時制[現在形]

<例文>
I usually eat bread for breakfast.
「私はたいてい朝食にパンを食べています」

<ポイント>
・現在形は「今のこと」だけを表す時制ではない
・現在形は 現在の習慣 を表すことができる
・現在形は 不変の真理 を表すことができる

現在形 = 今のことを表している と考えがちですが、必ずしもそうではありません。
現在形の使い方を理解していきましょう。

【現在の状態】
状態動詞 を 現在形 で用いると 現在の状態 を表すことができます。

I am hungry now.
「今お腹が空いてます」

be動詞 は 状態動詞 であるので、am hungry は「お腹が空いている」という 現在の状態 を表しています。

【現在の習慣】
動作動詞 を 現在形 で用いると 現在の習慣 を表すことができます。

I usually eat bread for breakfast.
「私はたいてい朝食にパンを食べています」

この使い方の注意点は 今まさにしている行為 ではないという点です。
I usually eat bread for breakfast. は「今パンを食べている」というわけではないですよね。

現在の習慣 を表す 現在形 では 頻度を表す副詞 と一緒に使われることが多いです。
< 頻度を表す副詞 >
always ・ usually ・ often ・ sometimes など

【不変の真理】
不変の真理 とは 過去・現在・未来を通して変わることのない事実 のことであり、これを表す場合には 現在形 が使われれます。

The sun rises in the east.
「太陽は東から昇る」

「太陽が東から昇る」のは 不変の真理 です。よって rises と現在形が使われています。
「今、太陽が昇っている」状況を表しているわけではないので注意しましょう。

<その他の例文>
I go for a walk before breakfast every morning.
「私は毎朝、朝食前に散歩に行きます」

Water freezes at zero degrees Celsius.
「水は摂氏0度で凍ります」

<補足>
現在形はさらに 確定している未来 を表す場合もあります。これは 時刻表カレンダー によく使われます。個人的な内容に使うことはありません。

The last train leaves at eleven p.m.
「終電は午後11時に出発します」

<まとめ>
・現在形は「今のこと」だけを表す時制ではない
・現在形は 現在の習慣 を表すことができる
・現在形は 不変の真理 を表すことができる
・現在形は 確定している未来 を表すこともある

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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