高校英文法:未来完了形

<例文>
We will have been married for ten years next year.
「私たちは来年で結婚して10年になる」

<ポイント>
・未来完了形の形は will + have + done
・未来完了形は「ある未来の時点」までの出来事を表す
・未来完了形は「継続」「経験」「完了・結果」の用法がある

未来完了形は will + have + done という形になります。
未来完了形は 未来のある時点までの出来事、状態 を表しています。
そこから、[継続]・[経験]・[完了・結果] という使い方ができます。

[継続]を表す過去完了形
We will have been married for ten years next year.
「私たちは来年で結婚して10年になる」

will have been married は「来年」という未来の時点までで「10年間結婚していることになる」と 継続 を表している。

継続 を表す未来完了形は、期間を表す for A と一緒に使うことが多い。

[経験]を表す過去完了形
He will have seen the movie five times if he sees it again.
「彼はもう一度その映画を見たら、5回見たことになる」

will have seen は「もしもう一度その映画を見たら」という未来の時点までに「5回見たことになる」と 経験 を表している。

経験 を表す未来完了形は、twice など、回数を表す語句 と一緒に使うことが多い。

[完了・結果]を表す過去完了形
I will have finished my homework by five.
「5時までには宿題を終えているでしょう」

will have finished は「5時までに」という未来の時点までに「宿題を終えている」と 完了 を表している。

完了 を表す未来完了形は、by A「 A までに」by the time S + V ~「〜するまでに」 と一緒に使うことが多い。

<その他の例文>
He will have taken the entrance examination twice if he takes it again.
「彼はもう一度入学試験を受ければ、2回入学試験を受けることになる」

The party will have started by the time we arrive.
「私たちが着くまでに、パーティーは始まっているだろう」

<補足>
時・条件を表す副詞節内で未来完了形は使えない。その場合は現在完了形にする。

Please call me when you have finished this work.
「この仕事が終わったら、私に電話してください」

when you have finished this work は 時を表す副詞節 です。
内容は「この仕事をし終えたら」と本来は 未来完了形 で表すわけですが、時・条件を表す副詞節内であれば、未来完了形の代わりに 現在完了形 を使う。

<まとめ>
・未来完了形の形は will + have + done
・未来完了形は「ある未来の時点」までの出来事を表す
・未来完了形は「継続」「経験」「完了・結果」の用法がある
・時・条件の副詞節内では、未来完了形の代わりに現在完了形を使う

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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