高校英文法:助動詞can

<例文>
Can the rumor be true?
「そのうわさは本当だろうか」

<ポイント>
・can の1つ目の意味は 能力
・can の2つ目の意味は 許可
・can の3つ目の意味は 推量

助動詞の can は、
① 能力「〜できる」
② 許可「〜してもよい」
③ 推量「〜し得る」

という主に3つの使い方があります。
例文を使いながら1つずつ使い方をみていきましょう。

① 能力を表す can
He can play the piano.
「彼はピアノが弾ける」

能力を表す can は 「〜することができる」 を意味します。
否定文 can’t[ cannot ]になると 「〜することができない」 を意味し、疑問文 Can S ~ ? になると 「〜することができますか」 を意味します。

「〜することができる」を意味する can は be able to で表すこともできる。

② 許可を表す can
You can use my mobile phone.
「私の携帯電話を使ってもいいですよ」

許可を表す can は 「〜してもよい」 を意味します。
否定文 can’t[ cannot ]になると 「〜してはいけない」 を意味し、疑問文 Can[ Could ] I ~ ? になると 「〜してもいいですか」 を意味します。

疑問文の場合、Can I ~ ? よりも Could I ~ ? の方が丁寧な言い方になります。
また、許可を表す助動詞には may もありますが、may は 目上の人が与える許可 なので、can の方が口語的になります。

③ 推量を表す can
An accident can happen at any time.
「事故はいつでも起こり得る」

推量を表す can[ could ] は 「〜し得る」「〜はあり得る」 を意味します。
否定文 can’t[ cannot ]になると 「〜のはずがない」 を意味し、疑問文 Can[ Could ] S ~ ? になると 「〜はあり得るだろうか」 を意味します。

否定文「〜のはずがない」の反対は must「〜に違いない」 です。
The rumor can’t be true.「そのうわさは本当であるはずがない」
⇄ The rumor must be true.「そのうわさは本当に違いない」

<その他の例文>
I can read English, but I can’t speak it.
「私は英語を読むことができるが、話すことはできない」

Anybody can make mistakes.
「誰でも間違えることはある」

<補足>
「〜することができた」を表す場合、 could[過去のある期間持っていた能力] を意味するのに対して、was[ were ]able to[過去に一度だけできたこと] を意味します。

I could play the piano when I was five years old.
「私は5歳のときにピアノを弾くことができた」

I was able to catch the last train yesterday.
「私は昨日終電に乗ることができた」

ちなみに was able to は 普通の過去形で表すこともできる。
I was able to catch the last train yesterday.
= I caught the last train yesterday.

<まとめ>
・can の1つ目の意味は 能力
・can の2つ目の意味は 許可
・can の3つ目の意味は 推量

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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