高校英文法:助動詞 will

<例文>
I will do my homework before dinner.
「私は夕食前に宿題をするつもりです」

<ポイント>
・will の1つ目の意味は 未来の予測
・will の2つ目の意味は 意志
・他には 依頼、習性、習慣、推量 の使い方がある

助動詞の will は、
① 未来の予測「〜だろう」
② 意志「〜するつもりだ」

という主に2つの使い方があります。またこの2つの使い方から発展して、依頼、習性、習慣、推量 の使い方もあります。例文を使いながら1つずつ使い方をみていきましょう。

① 未来の予測を表す will
It will rain this afternoon.
「今日の午後は雨が降るだろう」

未来の予測を表す will は 「〜だろう」 を意味します。
この使い方は 単純未来 と呼ばれるもので、人の意志に関係なく、自然の流れで起こりそうなことを表す使い方です。

② 意志を表す will
I will do my homework before dinner.
「私は夕食前に宿題をするつもりです」

意志を表す will は 「〜するつもりだ」 を意味します。
否定文では will not で「〜しようとしない」を意味し、疑問文では Will you ~ ? で「〜してくれますか」を意味します。

否定文の will not は 主語が無生物のものでも使うことができます。
The door will not open.
「そのドアはどうしても開かない」

さらに過去形で使うと would not「〜しようとしなかった」を意味します。
The door would not open.
「そのドアはどうしても開かなかった」

疑問文の Will you ~ ? は「あなたは〜するつもりはありますか」→「〜してくれますか」となります。
Will you open the door?
「ドアを開けてくれますか」

さらに過去形で使うと Would you ~ ?「〜していただけますか」と丁寧な表現になります。
Would you open the door?
「ドアを開けていただけますか」

③ 習性・習慣を表す will
Babies will cry.
「赤ん坊は泣くものだ」
I would often go fishing in the lake when I was a child.
「子供の頃よく湖に釣りに行ったものだ」

will には 現在の習性・習慣「〜するものだ、(よく)〜する」という使い方があります。
さらにこれを would にすると 過去の習慣「(よく)〜したものだ」を意味します。
would often の形でよく使われます。

④ 推量を表す will
She will be studying in the library now.
「彼女は今頃図書館で勉強しているだろう」

will には 現在の推量「(今)〜だろう」という使い方があります。
これは ほぼ確実であると 思える場合に使います。
過去形 would にすると、will より 確信度合いが低くなります。

<その他の例文>
I will go shopping tomorrow.
「明日買い物に行くつもりです」

My son will be eight next year.
「息子は来年8歳になります」

<補足>
will は 名詞で 「意志」 という意味をもっています。
つまり will という単語自体が 人の気持ち を表す単語なので、助動詞としても 「〜するつもり」 という使い方ができるのです。
will を「〜だろう」「〜でしょう」という意味だけでは理解できない理由はこういうところにあります。
<まとめ>
・will の1つ目の意味は 未来の予測
・will の2つ目の意味は 意志
・他には 依頼、習性、習慣、推量 の使い方がある
・名詞 will は「意志」という意味

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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