高校英文法:受動態の基本

<例文>
The dog is kept by Mr. White.
「その犬はホワイトさんに飼われている」

<ポイント>
・受動態は be done で表す
・受動態は「は〜される」「を〜する」と訳す

< 能動態 と 受動態 の違い >
能動態 は「 S が〜する 」行為をする側 が主語になっている文のことです。
受動態 は「 S が〜される」「 S を〜する」行為を受ける側 が主語になっている文のことです。

< 受動態の作り方 >
[能動態] Mr. White keeps the dog.
[受動態] The dog is kept by Mr. White.

① 能動態の目的語主語の位置に移動させる。
② 能動態の動詞を be done にする。
③ 能動態の主語byをつけて 文末に移動させる。

< 受動態の否定文と疑問文 >
受動態の否定文は be not done で表します。
I was not invited to the party.
「私はパーティーに招待されなかった」

受動態の疑問文は Be + S + done ~? で表します。
Were you invited to the party?
「あなたはパーティーに招待されましたか」

< 受動態の訳し方 >
受動態の訳は 「は〜される」 となります。
しかし必ずしも「は〜される」と受け身のように訳されるわけではありません。

受動態の主語は、元々能動態の目的語が主語になった文なので、「を〜する」と訳せるわけです。特に 助動詞 + be done「を〜する」 と訳した方が自然な日本語になる場合が多いです。

This rule should be changed.
「この規則を変えるべきです

<その他の例文>
This school was designed by a famous artist.
「この学校は有名な芸術家によって設計された」

The work will be finished by tomorrow.
「明日までにその仕事を終えます」

<補足>
受動態は S be done by A というのが基本形ですが、by A を書かない 場合もあります。

① 行為をする人を明らかにする必要がない場合② 行為をする人が特定できない場合 は by A を書きません。


English is spoken in many countries.
「英語は多くの国々で話されている」


Our school was built 100 years ago.
「私たちの学校は100年前に建てられた」

<まとめ>
・受動態は be done で表す
・受動態は「は〜される」「を〜する」と訳す

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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