高校英文法:受動態[第4文型]

<例文>
Mary was given a gold medal.
「メアリーは金メダルを与えられた」

<ポイント>
・第4文型は目的語が2つあるので、2通りの受動態が作れる
・物を主語にした受動態になると、物 be done to 人 になるものがある
・物を主語にした受動態になると、物 be done for 人 になるものがある

< 第4文型の受動態 >
第4文型は S+V+O1+O2 と目的語が2つあるので、それぞれの目的語を主語にして、2通りの受動態を作ることができます。

They gave Mary a gold medal.
[ O1 の Mary を主語にした受動態 ]
Mary was given a gold medal.

[ O2 の a gold medal を主語にした受動態 ]
A gold medal was given to Mary.

O2 の物 を主語にする受動態では、O1 の人 の前に tofor を原則つけます。
to をつけるか、for をつけるかは 動詞によって変わります

① 物 be done to 人 タイプ
give に代表される動詞は 物 be done to 人 になります。
このタイプの動詞は 与える相手「〜に」がいないと行為が成立しない動詞 です。

< give タイプ動詞 >
lend「貸す」 send「送る」 show「見せる」 teach「教える」 tell「話す」

② 物 be done for 人 タイプ
buy に代表される動詞は 物 be done for 人 になります。
このタイプの動詞は 与える相手「〜に」がいなくても行為が成立する動詞 です。

< buy タイプ動詞 >
choose「選んであげる」 cook「料理を作ってあげる」 make「を作ってあげる」

<その他の例文>
A piece of advice was given to me by George.
「ジョージが私に助言をくれた」

This bag was bought for me by my mother.
「この鞄を母が私に買ってくれた」

<補足>
buy タイプ動詞の受動態は、人を主語にした受動態は基本使われません。
This bracelet was made for me by Mary.
「このブレスレットはメアリーが私に作ってくれた」

この受動態を、
I was made this bracelet by Mary. にすると、「私が作られた」という文になり不自然になってしまう。

<まとめ>
・第4文型は目的語が2つあるので、2通りの受動態が作れる
・物を主語にした受動態になると、物 be done to 人 になるものがある
・物を主語にした受動態になると、物 be done for 人 になるものがある

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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