高校英文法:SとVの間に用いる分詞構文

<例文>
My room, facing south, is very comfortable.
「私の部屋は、南向きで、とても快適です」

<ポイント>
・分詞構文はSとVの間で用いることができるbr />
・SとVの間で用いる分詞構文は「〜で」「〜だが」などと訳す

分詞構文は、① 文頭② SとVの間③ 文末 の位置で使われます。
今回は、② SとVの間 で用いる分詞構文について説明していきます。

< SとVの間で用いる分詞構文 >
S, doing ~, V …
S, done ~, V …

SとVの間で分詞構文を用いる場合は、分詞構文の前後に カンマ を置きます。

My room, facing south, is very comfortable.
「私の部屋は、南向きで、とても快適です」
この例文では、facing south が分詞構文になります。

All the students, surprised at the news, got quiet.
「すべての学生は、その知らせに驚いて、静かになった」
この例文では、surprised at the news が分詞構文になります。

< SとVの間で用いる分詞構文の訳 >
SとVの間で用いる分詞構文は、「〜で」「〜だが」と訳すことが多いです。

My room, facing south, is very comfortable.
「私の部屋は、南向きで、とても快適です」

All the students, surprised at the news, got quiet.
「すべての学生は、その知らせに驚いて、静かになった」

「〜で」「〜だが」など、分詞構文の訳の決定は、分詞構文の内容と主節の内容(特に Vから後ろの内容)とのつながりを考えると自然と訳せるようになっていきます。

< 現在分詞 か 過去分詞 かの判断 >
分詞構文が 現在分詞 doing から始まるのか 過去分詞 done から始まるかは 主節の主語との関係 によって決まります。

① 主節の主語と 「が〜する」関係 → 現在分詞 doing

My room, facing south, is very comfortable.
主節の主語 My roomface south の関係は、「私の部屋南向きだ」という関係なので、facing south と 現在分詞 になっている。

② 主節の主語と 「を〜する」関係 → 過去分詞 done

All the students, surprised at the news, got quiet.
主節の主語 All the studentssurprise の関係は、「すべての生徒驚かせる」という関係なので、surprised at the news と 過去分詞 になっている。

<その他の例文>
The girl, closing her eyes, listened to the music.
「その女の子は、目を閉じて、音楽を聴いていた」

The man, shocked at the news, couldn’t speak a word.
「その男性は、その知らせにショックを受けて、一言も話せなかった」

<補足>
SとVの間にある分詞構文の訳す順には注意しましょう。

① 主語を訳す
② 分詞構文を訳す
③ 動詞以下を訳す

The girl, closing her eyes, listened to the music.
「その女の子は、目を閉じて、音楽を聴いていた」

この英文では、
① The girl
② closing her eyes
③ listened to the music
この順番の訳になります。

closing her eyes の部分を分詞構文だと気付かなければ、closing her eyes から訳し始めて「目を閉じている女の子」と訳してしまうので、SとVの間にある分詞構文は訳す順番に注意してください。

<まとめ>
・分詞構文はSとVの間で用いることができるbr />
・SとVの間で用いる分詞構文は「〜で」「〜だが」などと訳す

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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