I found the book interesting.
「その本がおもしろかった」
<ポイント>
・第5文型は S + V + O + C で成り立っている英文
・第5文型は O と C に O = C の関係がある
・第5文型の基本的意味は「 O を C と思う 」か「 O を C にする 」
まずは文型を理解する上で大事なことを説明します。
1つの英文は、S[主語], V[述語動詞], O[目的語], C[補語], M[修飾語]という5つの記号から成り立っています。
そして、この5つの記号のうち、S, V, O, C のことを 文の主要素 と呼び、この4つの記号から作られる文をグループ分けしたものを 文型 と呼んでいます。
M[修飾語]は文型を判断する上では必要のない要素になります。
M になるものは主に 副詞 と 前置詞 + 名詞 なので、この2つ以外の単語たちを S, V, O, C のどの記号になるかを判断できれば、文型がわかるようになります。
S, V, O, C になる品詞にはルールがあるので、覚えておきましょう。
S[主語]になれる品詞 : 名詞
V[述語動詞]になれる品詞 : 動詞
O[目的語]になれる品詞 : 名詞
C[補語]になれる品詞 : 形容詞 か 名詞
以上のことを理解して、各文型を理解していきましょう。
第5文型は S + V + O + C です。
O と C には [ O = C ] という関係が含まれています。
I found the book interesting. は、I が S[主語]で、found が V[述語動詞]、the book は O[目的語] で interesting が C[補語] になります。
the book と interesting には [ その本 = おもしろい ] という関係があります。
第5文型の訳は 「 O を C と思う 」か「 O を C にする」 となることが多いです。
< 第5文型をつくれる動詞 >
・ find + O + C「 O を C と思う」
・ think + O + C「 O を C と思う」
・ believe + O + C「 O を C と思う」
・ consider + O + C「 O を C と考える」
・ make + O + C「 O を C にする」
・ keep + O + C 「 O を C のままにする」
・ leave + O + C 「 O を C のままにしておく」
・ call + O + C 「 O を C と呼ぶ」
・ name + O + C 「 O を C と名付ける」
・ elect + O + C 「 O を C に選ぶ」
動詞の後ろに[ 名詞 + 形容詞 ]とあれば、第5文型と判断することは簡単ですが、動詞の後ろに [ 名詞 + 名詞 ]ある場合は 第4文型 か 第5文型 かを判断する必要があります。
[ 名詞 ≠ 名詞 ] → 第4文型
I gave her a ring. 「私は彼女に指輪をあげた」
[ her ≠ a ring ]なので、第4文型と判断できます。
[ 名詞 = 名詞 ] → 第5文型
They elected him chairperson.「彼らは彼を議長に選んだ」
[ him = chairperson ]なので、第5文型と判断できます。
The news made us happy.
「その知らせが私たちをうれしくさせた」
I consider her one of my best friends.
「私は彼女が親友の一人と思っています」
第5文型ではないですが、 S + V + O as C という形で 「 O を C とみなす・考える・思う」 という第5文型と似たような意味になります。この形をつくる動詞はある程度決まっているので覚えておきましょう。
I view his advice as valuable.
「彼の忠告は貴重なものだと思っている」
・ see O as C
・ regard O as C
・ view O as C
・ look on O as C
・ think of O as C など
・第5文型は S + V + O + C で成り立っている英文
・第5文型は O と C に O = C の関係がある
・第5文型の基本的意味は「 O を C と思う 」か「 O を C にする 」
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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