高校英文法:第2文型

<例文>
She is famous.
「彼女は有名です」

<ポイント>
・第2文型は S + V + C で成り立っている英文
・第2文型は S = C の関係がある
・C には 形容詞 か 名詞 が使われる

まずは文型を理解する上で大事なことを説明します。
1つの英文は、S[主語], V[述語動詞], O[目的語], C[補語], M[修飾語]という5つの記号から成り立っています。
そして、この5つの記号のうち、S, V, O, C のことを 文の主要素 と呼び、この4つの記号から作られる文をグループ分けしたものを 文型 と呼んでいます。

M[修飾語]は文型を判断する上では必要のない要素になります。
M になるものは主に 副詞前置詞 + 名詞 なので、この2つ以外の単語たちを S, V, O, C のどの記号になるかを判断できれば、文型がわかるようになります。

S, V, O, C になる品詞にはルールがあるので、覚えておきましょう。
S[主語]になれる品詞 : 名詞
V[述語動詞]になれる品詞 : 動詞
O[目的語]になれる品詞 : 名詞
C[補語]になれる品詞 : 形容詞 か 名詞

以上のことを理解して、各文型を理解していきましょう。

第2文型は S + V + C です。
第2文型には S = C 特徴が含まれています。
C[補語]には 形容詞名詞 が使われるので、S = 形容詞S = 名詞 という意味を伝えたい文型ということになります。

She is famous. は、She が S[主語]で、is が V[述語動詞]、famous が C[補語] です。
famous「有名な」は 形容詞She = famous の関係が含まれていることに注目しましょう。

第2文型をつくれる動詞はある程度限られているので、よく狙われる動詞はしっかり覚えておきましょう。

< 第2文型をつくれる動詞 >
「S = Cだ・ままだ」タイプ :be / keep / remain / lie / stay / hold
「S = Cになる」タイプ :become / get / grow / turn / come / go / fall
「S = Cのようだ」タイプ :look / seem / appear
「S = Cに感じる」タイプ :feel / sound / taste / smell

<その他の例文>
My son became a teacher two years ago.
「息子は2年前に教師になりました」

He looked sad yesterday.
「彼は昨日悲しそうだった」

<補足>
第2文型は C[補語]の位置に 名詞 がくる場合は、S = C という関係がしっかりとあるか確認しましょう。

「彼は死んでいる」
He is dead.
He is death.

dead「死んでいる」は 形容詞 であり、[ 彼 = 死んでいる ]という関係が成り立っているので、He is dead. は第2文型として正しい英文です。
death「死」は 名詞 であり、[ 彼 = 死(という概念)]という関係は成り立たないので、He is death. は第2文型としては間違っている英文です。

「彼は学生です」
He is a student.
これは a student「学生」が 名詞 であり、[ 彼 = 学生 ]という関係が成り立っているので、He is a student. は第2文型として正しい英文になります。

<まとめ>
・第2文型は S + V + C で成り立っている英文
・第2文型は S = C の関係がある
・C には 形容詞 か 名詞 が使われる
・C に 名詞 が使われる場合は、S = 名詞 の関係が成り立っているか考える

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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