高校英文法:形式主語構文 It is 〜 that S’ + V’ …

<例文>
It is obvious that Mary likes Tom.
「メアリーがトムを好きなことは明らかだ」

<ポイント>
・It is 形容詞 that S’ + V’ … の形になる
・主語で使われている It は 後ろの that S’ + V’ … を指している
・「 … することは 形容詞 だ 」と訳す

主語に 名詞句 や 名詞節 が使われると主語が長くなってしまうので、主語の位置に It[形式主語] を使い、名詞句 や 名詞節 を英文の後ろに置きます。

名詞句をつくるもの : 不定詞 / 動名詞
名詞節をつくるもの : 接続詞 that・if・whether / 疑問詞

That Mary likes Tom is obvious. この英文は主語に名詞節である That Mary likes Tom が使われていますが、主語に It[形式主語] を使い、That Mary likes Tom を英文の後ろに置くと、It is obvious that Mary likes Tom. という英文になります。

It is 形容詞 that S’ + V’ … の訳し方は、「 …することは 形容詞 だ」 となります。
It is obvious that Mary likes Tom. の訳は「メアリーがトムを好きなことは明らかだ」です。

形式主語 を使う英文は It is の後ろに 形容詞 が使われることが非常に多いです。よって、It is 形容詞 という語順を見たら、It は 形式主語 だと予測して英文を読み進めるようにしましょう。

It is 形容詞 that S’ + V’ … は It is a 名詞 that S’ + V’ … になることもあります。
It is a pity that he died so young.
「彼がそんなにも若くして亡くなったことは残念です」

<その他の例文>
It is possible that he will win the race.
「彼がそのレースに勝つだろう」

It is surprising that she should do such a thing.
「彼女がそんなことをするとは驚きです」

<補足>
It is 形容詞 that S’ + V’ … は that節 のところに if節 や whether節 や 疑問詞節 が使われることがあります。
It is 形容詞 if S’ + V’ ……かどうかは 形容詞 だ 」
It is uncertain if he will recover.
「彼が回復するかどうかは不確実です」

It is 形容詞 whether S’ + V’ ……かどうかは 形容詞 だ 」
It is doubtful whether he will come to the party or not.
「彼がパーティに来るかどうかは疑わしい」

It is 形容詞 疑問詞 S’ + V’ …疑問詞…かは 形容詞 だ 」
It is clear who will win the race.
「誰がそのレースに勝つかは明かだ」

<まとめ>
・It is 形容詞 that S’ + V’ … の形になる
・主語で使われている It は 後ろの that S’ + V’ … を指している
・「 … することは 形容詞 だ 」と訳す
・ It is a 名詞 that S’ + V’ … となることもある
・ that節 のところに if節 / whether節 / 疑問詞節 が使われることもある

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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