高校英文法:形式主語構文 It is ~ to do …

<例文>
It is difficult to read this book.
「この本を読むのは難しい」

<ポイント>
・It is 形容詞 to do … の形になる
・主語で使われている It は 後ろの to do … を指している
・「 … することは 形容詞 だ 」と訳す

主語に 名詞句 や 名詞節 が使われると主語が長くなってしまうので、主語の位置に It[形式主語] を使い、名詞句 や 名詞節 を英文の後ろに置きます。

名詞句をつくるもの : 不定詞 / 動名詞
名詞節をつくるもの : 接続詞 that・if・whether / 疑問詞

To read this book is difficult. この英文は主語に 名詞句である To read this book が使われていますが、主語に It[形式主語] を使い、 to read this book を英文の後ろに置くと、It is difficult to read this book. という英文になります。

形式主語 を使う英文は It is の後ろに 形容詞 が使われることが非常に多いです。よって、It is 形容詞 という語順を見たら、It は 形式主語 だと予測して英文を読み進めるようにしましょう。

< 形式主語によく使われる形容詞 >
easy「簡単な」 difficult「難しい」 hard「難しい」 possible「可能な」 impossible「不可能な」 necessary「必要な」 important「重要な」 interesting「面白い」など

It is 形容詞 to do … の訳し方は、「 …することは 形容詞 だ」 となります。
It is difficult to read this book. の訳は「この本を読むことは難しい」です。

<その他の例文>
It is important to get enough sleep.
「十分に寝ることは重要です」

It is necessary to finish this work by noon.
「正午までにこの仕事を終わらす必要がある」

<補足>
It is 形容詞 to do … は 不定詞 のところに 動名詞 が使われ、It is 形容詞 doing … となることもあります。ただし It is 形容詞 to do … の方が It is 形容詞 doing … よりも使用頻度は圧倒的に多いです。

It is fun talking to people from different countries.
「様々な国の人たちと話すことは楽しい」

形式主語 It は talking to people from different countries を指しています。

<まとめ>
・It is 形容詞 to do … の形になる
・主語で使われている It は 後ろの to do … を指している
・「 … することは 形容詞 だ 」と訳す
・ 使用頻度は少ないが、It is 形容詞 doing … の形になることもある

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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