【質問】地理:アルミニウム工業では、なぜ鉄鋼業と違って電気分解が用いられるのですか?

〔質問〕
アルミニウム工業では、なぜ鉄鋼業と違って電気分解が用いられるのですか?
〔回答〕
たしかに、アルミニウム工業は「酸化アルミニウム(アルミナ)からアルミニウムに」、鉄鋼業は「酸化鉄から鉄に」ということで似ているように見えますが、
酸化アルミニウムを石炭(より正確にはコークス)で還元しようとすると、酸化鉄の場合よりも非常に高い温度が必要になります。
そのため、それなりの電気代がかかったとしても、電気分解の手法を採った方がかえって効率がよくなります。

また、コークスによる還元を行った場合、実際には不純物が混ざった純度の低いものができてしまいます。
電気分解にすれば非常に純度が高いアルミニウムができますので、これらのことも考慮して電気分解の手法が採られています。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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