高校英文法:時・条件を表す副詞節ルール

<例文>
I will return this book when I see you next time.
「今度会ったときに、この本を返します」

<ポイント>
・when S’ V’ 〜(〜するとき)や if S’ V’ 〜(〜するなら)等があるときのこと
・この部分は、内容が未来のことであっても、動詞は「現在形もしくは現在完了形」となる
・when ~、if ~ 等が名詞節になるときは、このルールは適用されない

when S’ V’ 〜「〜するとき」や if S’ V’ 〜「〜するなら」など 時・条件を表す副詞節は、未来のことを表す内容でも動詞の形を 現在形 もしくは 現在完了形 にします。

時・条件を表す副詞節
when S’+V’ 〜「〜するとき」
before S’+V’ 〜「〜する前に」
after S’+V’ 〜「〜する後に」
until S’+V’ 〜「〜するまでずっと」
by the time S’+V’ 〜「〜するまでに」
as soon as S’+V’ 〜「〜するとすぐに」
if S’+V’ 〜「〜するなら」
unless S’+V’ 〜「〜しないなら」

今回の例文に関して確認していきましょう。
まず、I will see you next time.「今度あなたに会います」だけの文であれば、next time「今度」とあるので未来のことを表していて、動詞は will see になります。
それに対して、これの先頭に接続詞 when を置いて、when I will see you next time とすると時を表す副詞節になります。このとき、未来のことを表す内容でも動詞の形を「現在形もしくは現在完了形」にしなければならないので、when I see you next time となります。
( ○ ) when I see you next time
( × ) when I will see you next time

ちなみに、現在形または現在完了形にするのは when ~ の方だけです。メインの部分(主節。今回でいう I will see you next time)の方は、原則通り will を用いてください。
 
 
また、今回のことはあくまでも「副詞節」であるときのことです。
間接疑問文での when ~ や、「~かどうか」の意味での if ~ の場合は、文中の主語や目的語などの部分に組み込まれた名詞節ですので、未来の内容であれば will を用います。

I don’t know when she will come home.
「いつ彼女が帰宅するか知りません」
(when she will come home が know の目的語になっている)

<その他の例文>
If it rains tomorrow, I will stay here.
「明日雨なら、ここにいるでしょう」

It will be dark by the time he gets there.
「彼がそこに着くまでに日が暮れるでしょう」

<補足>
時・条件の副詞節内が「〜し終えた」という意味が出るなら動詞の形を 現在完了形 にする。

Please return the book to me as soon as you have finished reading it.
「読み終えたらすぐに、その本を返してください」

<まとめ>
・when S’ V’ 〜(〜するとき)や if S’ V’ 〜(〜するなら)等があるときのこと
・この部分は、内容が未来のことであっても、動詞は「現在形もしくは現在完了形」となる
・when ~、if ~ 等が名詞節になるときは、このルールは適用されない

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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