【質問】地理:ミラー図法で行っている補正とは具体的にどういうものですか?

〔質問〕
メルカトル図法に対して、ミラー図法で行っている補正とは具体的にどういうものですか?
〔回答〕
結論としては、「緯度を圧縮してメルカトル図法を作り、それを引き伸ばす」という作業を行っています。
 
 
具体的には、まず「緯度を4/5倍に圧縮したもの」を考えます。
例えば、北緯90度であれば、北緯72度扱いにする、というものです。

次に、この状態でメルカトル図法を作成します。
本当のメルカトル図法であれば北緯90度(北極点)や南緯90度(南極点)を描くことができませんが、
「緯度を4/5倍に圧縮したもの」であれば72度扱いになっていますので、この疑似的なメルカトル図法であれば描くことができます。

ただ、この状態だとさすがに地図の縦方向が縮んだ状態になっていますので、逆に5/4倍して引き伸ばした、というのがミラー図法です。
 
 
このことによってメルカトル図法のひずみを補正したものですが、「単に見やすくした」だけの意味合いが強いため、正角図でも正積図でもないです。
「4/5」という数値も実際には深い意味があるかもしれませんが、「これくらいで作ったらちょうど良さげ」という意味合いが強いと思われます。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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