経済用語:超過供給(ちょうかきょうきゅう)

供給量のうち、需要量を上回っている部分のこと。
例えば、人々が150個欲しいと思っているときに、200個作った場合の、差し引き50個分のこと
(補足)
供給が需要を上回っている状態(=供給過多)で、用意した量ほどには買い手がおらず、商品が余っている状態。
超過供給は、以下のような市場メカニズム(経済の仕組みとして市場で起こること)によって解消されていくとされる。

(1)値下げによる需要の増加
ふつう、価格が下がれば買いたいと思う人は増えるため(=需要が増加)、売り手は値下げで購入を促すことができる。
よくある「在庫処分セール」などはこの仕組みに沿ったもので、200個作って定価では150個しか売れないのであれば、値下げすることで無理矢理に200個売り切る、という話。これによって「供給200=需要200」が達成

(2)生産縮小による供給の減少
低い価格でしか売れないのであれば、あまり儲からないということで、売り手の中からは販売をやめる人も出てくる(=供給が減少)。
定価では150個しか売れないと分かれば、次からは150個しか販売しないでおこう、という話(反省を踏まえた行動)。これによって「供給150=需要150」が達成

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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