大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」と「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
【 now that 】
now that SV ~ は 「今や〜なので」 を意味する 接続詞 です。
now that SV ~ は that が省略されて、now SV ~ と使われることもあります。
Now that you are an adult, you should do it yourself.
(今やあなたは大人なので、自分でそれをやるべきです)
【 in that 】
in that SV ~ は 「〜するという点で」 を意味する 接続詞 です。
Human beings differ from other creatures in that they can speak.
(人間は言葉を話せるという点で他の生き物とは違います)
< now that と in that の違い >
now that とin that はともに 接続詞 なのですが、上で示した通り意味が全く違うので、文脈に応じて now that と in that を使い分けましょう。
これを踏まえて、次の問題を見てください。
次の選択肢の違いを考えてみよう。
Young men today are unlike our generation ( ) they express their likes and dislikes clearly.
1. in that
2. in case
3. now that
4. in what
《解くpoint》
in that SV ~
問題文の意味を考えると、空所までが「今日の若者は私たちの世代と違う」とあり、空所から後ろが「好き嫌いをはっきり言う」と 違う点 を述べているので、1. in that 「〜するという点で」が正解選択肢になります。
2. in case と 3. now that はともに 接続詞 ですが、in case「〜する場合に備えて」、now that「今や〜なので」は意味的に合わないので間違い選択肢になります。
Young men today are unlike our generation in that they express their likes and dislikes clearly.
(好き嫌いをはっきり言うという点で、今日の若者は私たちの世代と違う)
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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