大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」と「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
【 although 】
although SV ~ は 「〜だが」「〜だけど」 を意味する 接続詞 です。though SV ~ も although SV ~ と同じように使えます。
There were a lot of people in the park although it was raining heavily.
(雨がかなり降っていたが、公園にはたくさんの人がいた)
【 despite 】
despite 名詞 は 「〜だが」「〜にもかかわらず」 を意味する 前置詞 です。in spite of 名詞 も despite 名詞 と同じように使えます。
There were a lot of people in the park despite the heavy rain.
(雨がかなり降っていたが、公園にはたくさんの人がいた)
< although と despite の違い >
although とdespite はともに 「〜だが」 という意味を持っているので、意味の違いを考えても答えにたどり着けません。
while と during の違いは 品詞 ですから、後ろに注目しましょう。
後ろに SV ~ が続く → although / though
後ろに 名詞 が続く → despite / in spite of
[ 補足 ]
although と though の違いは、though は 副詞 で「だが」という使い方ができますが、although には 副詞 の使い方はありません。
これを踏まえて、次の問題を見てください。
次の選択肢の違いを考えてみよう。
( ) his efforts, he was not able to pass the examination.
1. Despite
2. Due to
3. Although
4. With
《解くpoint》
although か despite か
問題文の意味を考えると、「努力はしたが、彼は試験に合格することができなかった」となるので、1. Despite か 3. Although に選択肢が絞れます。
次に空所の後ろに注目すると、his efforts と 名詞 が続いているので、前置詞 Despite が入るとわかります。よって、1 が正解選択肢です。
Despite his efforts, he was not able to pass the examination.
(努力はしたが、彼は試験に合格することができなかった)
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
---|