【英文法】選択肢判別法:(113) have gone to A と have been to A

大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
 
【 have gone to A 】
have gone to A「A に行ってしまった」 という意味です。
ポイントは 今、ここにはいない という意味が含まれていることです。
 
She has gone to Tokyo.
(彼女は東京に行ってしまった)
 
【 have been to A 】
have been to A
「A に行ったことがある」と ② 「A に行ってきたところだ」 と2つ意味があります。
ポイントは 今、A にはいない( 戻ってきてここにいる ) という意味が含まれていることです。
 
① I have been to Tokyo three times.
(私は3回東京に行ったことがある)
 
② I have been to the post office.
(私は郵便局に行ってきたところだ)
 
have gone to A と have been to A の違いは、「今ここにいるか、いないか」です。
「今、ここにいない」have gone to A
「今、ここにいる」have been to A
 
これを踏まえて、次の問題を見てください。

次の選択肢の違いを考えてみよう。
He has (  ) to the concert. He has just come home.
1. gone
2. driven
3. go
4. been

《解くpoint》
have gone to か have been to か
 
1. gone を選ぶと He has gone to the concert.「彼はコンサートに行ってしまった」となります。
4. been を選ぶと、He has been to the concert.「彼はコンサートに行ってきたことろだ」となります。
 
注目すべきは、2文目ですね。He has just come home.「彼はちょうど家に帰ってきた」と、「今、ここにいる」 という内容があるので、4. been が正解になります。
 
He has been to the concert. He has just come home.
(彼はコンサートに行ってきたところです。彼はちょうど家に帰ってきた)
 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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