大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」と「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
【 however 】
複合関係副詞 however は使い方が2つあります。
① however + 形容詞・副詞 + SV ~
「たとえどれほど〜しても」 を意味する however + 形容詞・副詞 + SV ~ です。注意点は however の直後に 形容詞・副詞 を続けることです。
However difficult your work is, you should prepare for the class.
(たとえ勉強がどれほど難しくても、授業の予習をするべきだ)
however + 形容詞・副詞 + SV ~ は no matter how + 形容詞・副詞 + SV ~ に書き換えることができます。
No matter how difficult your work is, you should prepare for the class.
② however + SV ~
「たとえどのように〜しても」 を意味する however + SV ~ です。① の使い方とは違い、however の直後に SV が続きます。この場合の however は [方法] を意味しているので、「どのように」 という訳になります。
However we spend our time, all of us have 24 hours a day.
(たとえどのように自分の時間を過ごしても、私たちは皆1日24時間がある)
入試問題では①の使い方がよく狙われるので覚えておきましょう。
これを踏まえて、次の選択肢を見てください。
次の選択肢の違いを考えてみよう。
( ) hard I may try, I cannot beat his score on math tests.
1. Whatever
2. Whichever
3. However
4. Whenever
《解くpoint》
① however + 形容詞・副詞 + SV ~
空所の直後に hard I may try と 副詞 + SV ~ の語順が続いていることに注目しましょう。この語順を続けれるのは 3. However だけになり正解選択肢になります。
However hard I may try は No matter how hard I may try と表すこともできます。
However hard I may try, I cannot beat his score on math tests.
(どれだけ懸命にやろうとも、数学のテストで彼の点数を越えられない)
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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