大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」と「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
【 ラテン比較級 】
比較級 で「…より〜」と表すのは ~er than … ですが、ラテン比較級 では than ではなく to を使います。
He is five years senior to me.
(彼は私より5歳年上です)
ラテン比較級
senior to A 「Aより年上の」
junior to A 「Aより年下の」
superior to A 「Aより優れている」
inferior to A 「Aより劣っている」
prior to A 「Aより前の」
prefer A to B 「BよりAを好む」
これを踏まえて、次の選択肢を見てください。
次の選択肢の違いを考えてみよう。
I think that good books are ( ) to most TV programs in educating young people.
1. more effective
2. better
3. greater
4. superior
《解くpoint》
① ラテン比較級
問題文は「良い本はほとんどのテレビ番組より ( ) 」という内容です。
さらに空所の直後に to があることにも注目しましょう。
選択肢 1. more effective 2. better 3. greater は「〜より」を表すのは than を使うのですべて間違いになります。
4. superior だけが superior to A で「Aより優れている」となるので、正解選択肢になります。
I think that good books are superior to most TV programs in educating young people.
(若者を教育することにおいて、いい本はほどんどのテレビ番組より優れていると思っています)
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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