大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」と「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
【 S wish 】
「〜であればいいなあ」 と 実現することができない ことを願う場合、S wish + 仮定法 を使います。
使い方は次の通りです。
(1)
「 (今) 〜ならいいなあ 」
S wish S 過去形 / would do / could do ~
I wish he were my father.
(彼が私のお父さんであればいいなあ)
(2)
「 (昔) 〜だったらいいなあ 」
S wish S had done / could have done ~
I wish I had not done such a thing then.
(あの時、そんなことをしなかったらよかったなあ)
これを踏まえて、次の選択肢を見てください。
次の選択肢の違いを考えてみよう。
Married men sometimes wish they ( ) single.
1. are
2. were
3. have been
4. may be
《解くpoint》
① S wish + 仮定法
wish they ( ) single と wish の後ろが問題になっているので 仮定法 であるとわかります。
「 (今) 独身であればなあ 」 の意味になるので、過去形 になっている 2. were が正解選択肢になります。
Married men sometimes wish they were single.
(既婚男性は独身ならなぁと思うことがときどきある)
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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