【英文法】選択肢判別法:(74) 仮定法 if の省略

大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
 
【 if の省略 】
仮定法で if S V ~「〜なら」の部分は if を省略 することができます。
if を省略できるのは次の場合です。
 
if S were ~
if S had done ~
if S should do ~
 
そして、if を省略する疑問文の語順 になります。
 
if S were ~ → were S ~
if S had done ~ → had S done ~
if S should do ~ → should S do ~
 
If I were a bird, I could fly to her.
Were I a bird, I could fly to her.
(私が鳥なら、彼女のところに飛んで行くことができるのに)
 
If he had gone to work by train, he would not have had an accident.
Had he gone to work by train, he would not have had an accident.
(電車で仕事に行っていたら、彼は事故に遭わなかっただろう)
 
If he should come here, give this report to him.
Should he come here, give this report to him.
(万が一彼がここへ来たら、この報告書を渡して下さい)
 
これを踏まえて、次の選択肢を見てください。

次の選択肢の違いを考えてみよう。
(  ) I your father, I would advise you differently.
1. Am
2. Are
3. Were
4. If

《解くpoint》
① if の省略
問題文の I would advise you から 仮定法過去 であることがわかります。すると「もし私があなたのお父さんなら」は If I were your father であり、If を省略させると、Were I your father になるので、3. Were が正解選択肢になります。
 
4. If を選ぶと、If I your father と動詞がない文になるので間違いになりますから注意しましょう。
 
Were I your father, I would advise you differently.
(もし私があなたのお父さんなら、あなたに違った風に助言をするだろう)
 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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