大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」と「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
【 感情を表す動詞の分詞 】
感情を表す動詞 を使って 現在分詞 doing や 過去分詞 done にする場合は注意が必要です。
( 特に「〜している」→ doing ・「〜される」→ done と考えている場合は、このタイプの問題を間違えてしまいます )
surprise「〜を驚かせる」 を使った英文で確認していきましょう。
The fact was surprising to us.
(その事実は私たちにとっては驚くものだった)
感情を表す動詞 が 「相手をその感情にさせるもの・人」 と組み合わさると doing になります。
The fact が 「私たちを驚かせるもの」 なので surprising と doing になっています。
We were surprised at the fact.
(私たちはその事実に驚きました)
感情を表す動詞 が 「その感情になる人」 と組み合わさると done になります。
We が 「驚ろく人」 なので surprised と done になっています。
感情を表す動詞
surprise「を驚かせる」
excite「をわくわくさせる」
please「を喜ばせる」
disappoint「をがっかりさせる」
satisfy「を満足させる」
amaze「を驚かせる」
bore「を退屈にさせる」
confuse「を悩ませる」 など
これを踏まえて、次の選択肢を見てください。
次の選択肢の違いを考えてみよう。
His class is so ( ) that I can’t help falling asleep.
1. excited
2. bored
3. exciting
4. boring
《解くpoint》
① 感情を表す動詞
まず選択肢を 1. excited 2. bored と 3. exciting 4. boring の2グループに分けましょう。
His class は 「相手をその感情にさせるもの」 なので、doing の形が正解になります。つまり 1. excited と 2. excited は間違いになります。
3. exciting か 4. boring かは問題文の意味から考えます。
「彼の授業はあまりにも ( ) なので、どうしても私は寝てしまいます」なので、4. boring「つまらない」が正解になります。
His class is so boring that I can’t help falling asleep.
(彼の授業はあまりにもつまらないので、どうしても私は寝てしまいます)
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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