大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」と「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
【 be to do「〜することができる」 】
S be to do は ① 予定 ② 義務 ③ 意図 ④ 可能 ⑤ 運命 と5つ意味を持っています。be to 構文 という名前で習っているかもしれません。
今回は ④ 可能 「〜することができる」 を扱います。
否定文 で S be to be done ~
Not a star was to be seen in the sky.
(空には星が全く見えなかった)
まずは 可能「〜することができる」で使われる be to do は 否定文 で使われることが多いです。Not a star と 否定語 が使われていますよね。
さらに、be to be done と 不定詞 が to be done の形になっていることです。was to be seen となっていますよね。
この2つのポイントを 可能「〜することができる」 を意味する be to do で覚えておきましょう。
これを踏まえて、次の選択肢を見てください。
次の選択肢の違いを考えてみよう。
We looked everywhere but the dog was nowhere ( ).
1. having seen
2. seeing
3. to be seen
4. to see
《解くpoint》
① be to do
問題文に nowhere「どこにも〜ない」 と 否定語 があることに注目しましょう。さらに was があることも注目です。
すると、be nowhere to be done で「どこにも〜できない」という意味を出せるので、3. to be seen が正解選択肢になります。
We looked everywhere but the dog was nowhere to be seen.
(私たちはあらゆるところを見たが、犬はどこにも見つけることができなかった)
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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