大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」と「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
【 不定詞の省略 】
不定詞で使われる 動詞の原形 が 前に出ている動詞と同じ 場合は、動詞の原形を省略 させることができます。
You don’t have to do it if you don’t want to.
(それをしたくなければ、する必要はありません)
この英文は省略せずに表すと if you don’t want to do it であり、do it は You don’t have to do it と前に出ているので、省略された形になっています。
注意点は to を省略しない というところです。
上の英文は
You don’t have to do it if you don’t want.
とはできないので気をつけましょう。
これを踏まえて、次の選択肢を見てください。
次の選択肢の違いを考えてみよう。
I know I should go to the dentist, but I simply ( ).
1. don’t want
2. don’t want to
3. want
4. should want
《解くpoint》
① 不定詞の省略
問題文の内容は「歯医者に行くべきだとはわかっているが、単純に行きたくない」となるので、but I simply don’t want to go to the dentist という英文になります。
ただし go to the dentist は前に I should go to the dentist と同じあるので 省略させると but I simply don’t want to. となるので 2. が正解選択肢になります。
1. don’t want は to が不足しているので間違いになります。選ばないように注意しましょう。
I know I should go to the dentist, but I simply don’t want to.
(歯医者に行くべきだとはわかっているが、単純に行きたくない)
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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