大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」と「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
【 難易度を表す形容詞 to do 】
S be 難易度を表す形容詞 to do という英語には次のルールがあります。次の英文でルールを確認していきましょう。
This book is easy to read.
(この本は読みやすい)
このタイプの英文には 主語の名詞 と to do に V-O 関係 があるというルールです。
主語の This book と to read に 「この本を読む」 という V-O 関係 があります。
つまり、主語の名詞 を to do の 後ろに戻せる ということです。
< 難易度を表す形容詞 >
easy
difficult
hard
tough
impossible
dangerous
難易度を表す形容詞 のところに 快適・不快を表す形容詞 も使うことができます。
< 快適・不快を表す形容詞 >
pleasant
comfortable
unpleasant
uncomfortable
これを踏まえて、次の選択肢を見てください。
次の選択肢の違いを考えてみよう。
Our boss is difficult ( ).
1. to get along with
2. to get along with him
3. to get along with them
4. to get along
《解くpoint》
① 難易度を表す形容詞 to do
空所の直後にある difficult と 選択肢が全て to do になっていることに注目しましょう。
主語の Our boss が 選択肢 to do の後ろに戻せる形になっているものを探しましょう。そうすると、1. to get along with は to get along with our boss と後ろに戻せるので 1 が正解選択肢となります
2, 3, 4 の選択肢は Our boss を後ろに戻せないので全て間違い選択肢になります。
Our boss is difficult to get along with.
(私たちの上司は仲良くするのが難しい)
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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