大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」と「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
【 only to do 】
不定詞の副詞的用法に [結果] を示す使い方があります。
She grew up to be an actress.
(彼女は成長して女優になった)
ただし [予想外の結果] を表す場合は only to do を使います。
S V ~ only to do … 「〜したが … だった」
I got to the station only to find that the train had already left.
(私は駅に着いたが、電車はすでに出発してしまっていた)
I got to the station「駅に着いた」ことに対して、the train had already left「電車はすでに出発してしまっていた」と [予想外の結果] を表しています。
これを踏まえて、次の選択肢を見てください。
次の選択肢の違いを考えてみよう。
I came all the way to see my best friend, ( ) to find that he had moved.
1. about
2. as
3. enough
4. only
《解くpoint》
① only to do
問題文の前半は「はるばる親友に会いに来た」とあり、問題文後半で「彼は引っ越していた」と [予想外の結果] が述べられているので、only to do でつなぐ。
4. only が正解になります。
I came all the way to see my best friend, only to find that he had moved.
(はるばる親友に会いに来たが、彼は引っ越していた)
all the way to do「はるばる〜する」
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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