大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。 問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」と「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
【 不定詞の完了形 】
不定詞の完了形は to have done の形で表します。
これは 不定詞の内容が、主節の時制より前であること を表しています。
He seems to have been ill.
(彼は病気だったようです)
to have been ill「病気だった」のは seems[現在]よりも前の内容を表しています。
これを踏まえて、次の選択肢を見てください。
次の選択肢の違いを考えてみよう。
1. The old man is said to be a great athlete when he was young.
2. The old man is said to have been a great athlete when he was young.
3. The old man is said to being a great athlete when he was young.
4. The old man is said to was a great athlete when he was young.
《解くpoint》
① 不定詞の完了形
S is said to do「 S は〜だと言われている」
is said の直後には to do が続くので、3. to being や 4. to was は間違っています。
when he was young「彼が若かったとき」と is said より昔の内容なので S is said to have done の形になっている 2. The old man is said to have been a great athlete when he was young. が正解選択肢です。
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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