大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」と「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
【〜も…だ】
前の文を受けて、「〜も…だ」 を表す英語は主に2つあります。
S V ~, too.
I think so, too.
(私もそう思います)
so V S
I can drive a car, and so can Tom.
(私は車の運転ができるし、トムも運転ができます)
注意すべきは、so の後ろが V S と 疑問文の語順 になる点です。
V のところには、be動詞・do・助動詞・have などがきます。
【〜も…ない】
前の文を受けて、「〜も…ない」 を表す英語は主に3つあります。
S not V ~, either.
I don’t think so, either.
(私もそう思いません)
nor V S
neither V S
I cannot drive a car. Nor can Tom.
I cannot drive a car. Neither can Tom.
(私は車の運転ができないし、トムも運転ができない)
上記の so と同様に、nor / neither の後ろも V S と 疑問文の語順 になります。
nor と neither の使い分けは次の通りです。
I cannot drive a car, nor can Tom.
I cannot drive a car, and neither can Tom.
(私は車の運転ができないし、トムも運転ができない)
文中で使う場合は、nor の代わりは and neither になります。
neither は 接続詞 ではなく 副詞 なので、文と文をつなぐことができないわけです。
( × ) I cannot drive a car, neither can Tom.
これを踏まえて、次の選択肢を見てください。
次の選択肢の違いを考えてみよう。
1. Too do they.
2. Either do they.
3. Nor do they.
4. So do they.
《解くpoint》
① 「〜も…だ」「〜も…ない」を表す too と either
too と either は 文末 で使うので、1. Too do they. と 2. Either do they. は間違い選択肢になります。
1. They do, too. 2. They don’t, either. なら語順的には正しくなります。
② 「〜も…だ」「〜も…ない」を表す so と nor
so も nor も後ろには 疑問文の語順 が続くので、3. Nor do they. も 4. So do they. どちらも正しいです。
前文が 肯定文 であれば、4. So do they. が正解選択肢になります。
前文が 否定文 であれば、3. Nor do they. が正解選択肢になります。
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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