大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」と「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
【接続副詞】
接続副詞とは意味で考えると日本語の接続詞のような意味を持っていますが、品詞は 副詞 なので注意が必要です。
接続詞についてはコチラ
< 接続詞と接続副詞の違い >
接続詞:S V ~ を 2つつなげることができる
接続副詞:S V ~ を 2つつなげることができない
彼女は若いが、頼りになる。
(○) She is dependable although she is young.
(×) She is dependable nevertheless she is young.
< 接続副詞 >
however「しかしながら」 therefore「したがって」 thus「したがって」
nevertheless「にもかかわらず」 など
これを踏まえて、次の選択肢を見てください。
次の選択肢の違いを考えてみよう。
1. nevertheless
2. although
3. in spite of
4. despite
《解くpoint》
① in spite of と despite
in spite of と despite はともに 前置詞 で 「〜にもかかわらず」と同じ意味なのでどちらも正解選択肢になることはありません。
② 接続詞と接続副詞
1. nevertheless「にもかかわらず」は 接続副詞、2. although「〜だけれども」は 接続詞 です。
よって、問題文の中に S V ~ が 1つ しかなければ 1. nevertheless が正解選択肢になり、問題文の中に S V ~ が 2つ あれば 2. although が正解選択肢になります。
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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