大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」と「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
【 many と much 】
「たくさんの」を意味する many と much は後ろに続く名詞が違います。
many + 可算名詞の複数形
much + 不可算名詞
many と much 以外にも大学入試で狙われる表現があるので、後ろに続く名詞とセットで覚えていきましょう。
< many の仲間 >
a number of + 可算名詞の複数形
a good number of + 可算名詞の複数形
a great number of + 可算名詞の複数形
a large number of + 可算名詞の複数形
a good many + 可算名詞の複数形
a great many + 可算名詞の複数形
quite a few + 可算名詞の複数形
< much の仲間 >
a good deal of + 不可算名詞
a great deal of + 不可算名詞
a great amount of + 不可算名詞
a huge amount of + 不可算名詞
a large amount of + 不可算名詞
< a lot of と plenty of >
a lot of と plenty of は後ろに可算名詞の複数形・不可算名詞どちらも続けることができます。
【 few と little 】
「少しの」を意味する a few と a little は後ろに続く名詞が違います。
a few + 可算名詞の複数形
a little + 不可算名詞
few + 可算名詞の複数形・little + 不可算名詞 は「ほとんど〜ない」という意味になります。
これを踏まえて、次の選択肢を見てください。
次の選択肢の違いを考えてみよう。
1. a great many
2. a lot of
3. a number of
4. a few
《解くpoint》
① 後ろに続く名詞
後ろに可算名詞の複数形があれば、すべての選択肢が使えます。
あとは意味から考えるしかないですが、1 ~ 3 は「たくさんの」4「少しの」なので、1 ~ 3 だと同じ意味になってしまうので、4. a few が正解選択肢になることになります。
後ろに不可算名詞があれば、2. a lot of が正解選択肢になります。
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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