【英文法】選択肢判別法:(18) most と almost

大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
 
【「ほとんどの A 」】

「ほとんどのA」という場合、mostalmost all を使います。
使い方のルールをきちんと覚えておきましょう。
 
< most を使うパターン >
most を使って表す「ほとんどの A 」は次の通りです。
 
most A
most of the A
 
注意すべきは、most of を使う場合です。
most of の後ろには、 the + A / 所有格 + A / 代名詞 がきます。
 
(○) most of the children
(○) most of their children
(○) most of them
(×) most of children
 
< almost を使うパターン >
almost を使って表す「ほとんどの A 」は次の通りです。
 
almost all A
almost all of the A
 
注意すべきは、almost A という表現が間違っているという点です。
almost は[副詞]「あと少しで」という意味なので、名詞を修飾することができません。
almost all「あと少しで全て」→「ほとんど」と覚えておきましょう。
 
これを踏まえて、次の選択肢を見てください。

次の選択肢の違いを考えてみよう。
1. Almost all students
2. Almost students
3. Most all students
4. Most of students

《解くpoint》
① most を使った「ほとんどの A 」
3. Most all students は most と all を一緒に使っているので間違い選択肢です。
Most students にするか、Almost all students でなければなりません。
 
4. Most of students は of の直後に the所有格 がないので間違い選択肢です。
Most of the students などでなければなりません。
 
② almost を使った「ほとんどの A 」
2. Almost students は Almost all になっていないので間違い選択肢です。
 
Almost all students が正しいので、1 の選択肢が正解選択肢になります。
 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

当サイト及びアプリは、上記の企業様のご協力、及び、広告収入により、無料で提供されています