【英文法】選択肢判別法:(7)不定詞を用いた慣用表現①

大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
 
【too ~ to do】
「あまりにも〜すぎて…できない」を表すのは、too + 形容詞・副詞 ~ to do …です。
注意するべき点は、tooの直後に形容詞か副詞がくることです。
 
(例)
I was too tired to run any more.
(私はあまりにも疲れすぎてもう走ることができなかった)
 
【enough to do】
「〜するほど」を表すのは、形容詞・副詞 + enough to do ~です。
注意するべき点は、enoughの直前に形容詞か副詞がくることです。
 
(例)
They were kind enough to help me with my luggage.
(彼らは私の荷物を運ぶのを手伝ってくれるほど親切でした)
 
補足
「〜するほどの名詞」を表す場合は、enough + 名詞
+ to do ~でも名詞 + enough to do ~どちらでも表すことができます。
(例)
I didn’t have enough time to do my homework.
I didn’t have time enough to do my homework.
(宿題をする時間がありませんでした)
 
これを踏まえて、次の選択肢を見てください。

次の選択肢の違いを考えてみよう。
1. intelligent too to get
2. such intelligent to get
3. enough intelligent to get
4. intelligent enough to get

《解くpoint》
① too + 形容詞・副詞 ~ to do …の語順
1. intelligent too to getは形容詞intelligent「知能が高い」とtooの語順が間違っています。
too intelligent to getであれば正しい語順になります。
 
② 形容詞・副詞 + enough to do ~の語順
intelligentが形容詞なので、intelligent enough to getになっている4が正しい語順で、3. enough intelligent to getは語順が間違っています。
 
③ suchの後ろは名詞
suchは形容詞なので、such + 名詞となります。よって、2.such intelligentは間違っています。
 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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