【英文法】選択肢判別法:(6)used to doとbe used to doing

大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
 
【used to do】
used to[助動詞]「かつて〜だった・かつて〜していた」という意味です。助動詞なので動詞の原形が続きます。
意味上の注意点は「今は〜でない・今は〜していない」というニュアンスを含んでいま
す。
 
(例)
There used to be a movie theater here.
かつてここに映画館がありました
(今はここに映画館はない)
 
【be used to A】
be used to A「Aに慣れている」という意味です。
be used to A = be accustomed to A
 
Aには[名詞]がくるので、Aのところに動詞を使う場合は動名詞doingになります。
be used to doing「〜することに慣れている」= be accustomed to doing
 
(例)
He is used to working on weekends.
「彼は週末に働くことに慣れています
 
be動詞のところにgetを使うこともできます。
get used to A「Aに慣れる」
 
(例)
He got used to working on weekends.
「彼は週末に働くことに慣れました
 
補足
【be used to do】
be used to doは「〜するために使われる」という意味で、use O to doの受動態です。
 
これを踏まえて、次の選択肢を見てください。

次の選択肢の違いを考えてみよう。
1. used to be
2. used to being
3. was used to be
4. was used to being

《解くpoint》
① used to doかbe used to doingか
 
1. used to beは助動詞「かつて〜だった」の形に合っています。
2. used to beingはbeingになっているので間違っています。
4. was used to beingは「〜に慣れている」の形に合っています。
 
よって問題文の意味として「かつて〜だった」が適するなら1、「〜に慣れている」が適するなら4になります。
 
② be used to doの可能性
問題文の意味が「〜するために使われる」となるのであれば、3が正解になります。
 
[まとめ]
used to doかbe used to doingかの問題は、まず形が合っている選択肢を探して、そこから問題文の意味を考えて正解選択肢を選びましょう。
 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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