大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」と「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
【had better】
had better do「〜した方がいい」
had better not do「〜しない方がいい」
had betterはこれで1つの助動詞と覚えておきましょう。
なので、had betterの直後に動詞の原形が続きます。
否定形の「〜しない方がいい」は助動詞の直後にnotを置けばいいので、had better not doとなります。
大学入試の文法問題におけるhad betterの問題では、間違い選択肢には必ずといっていいほど、toを含んだ選択肢が出ます。
had better to doやhad better not to doといった選択肢ですが、これは見つけた瞬間に間違い選択肢と判断しましょう。
また、notを次の位置においた間違い選択肢もよく出ます。
had not better do
これも見つけた瞬間に間違い選択肢と判断しましょう。
(例)「遅くまで起きとかない方がいいですよ」
(○) You had better not stay up late.
(×) You had better not to stay up late.
(×) You had not better stay up late.
これを踏まえて、次の選択肢を見てください。
次の選択肢の違いを考えてみよう。
1. had not better eat
2. had better not eat
3. had not better to eat
4. had better not to eat
《解くpoint》
①
選択肢にtoが含まれているものを消しましょう。
3. had not better to eatと4. had better not to eatは間違いになります。
②
選択肢のnotの位置をチェックしましょう。
had not betterになっている1と3は間違いになります。
よって、正解は2. had better not eat「食べない方がいい」になります。
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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