〔質問〕 「感情・判断・重要・必要」を表す形容詞や「要求・提案」を表す動詞の文のthat節ではshouldを使うと参考書に書かれてありました。 これはなぜshouldを入れるのでしょうか? ネイティブにとってshouldを入れるのはどういうイメージなのでしょうか? |
〔回答〕 これは動詞の原形が持つ意味に関係します。 動詞の原形は「まだしてない」ことを表します。たとえば命令文は動詞の原形から始まりますよね? Sit down. と言えば、「(これから)座りなさい」、つまり sit という行為はまだしていないので動詞の原形を使っています。 要求や提案も同じ考え方で、要求や提案の内容というのは「まだしていない」わけです。なので、suggest that の後ろに S+原形~ という形が続くようになりました。 ただ、やはり主語の後ろに動詞の原形がくるのは違和感があることから、「~すべき」の意味を持つ should が使われるようになりました。 また、他の解釈としては、話し手の主観的な判断が入っているということもあります。 実際に、特に「判断」の場合(natural 等)では、that節の内容が、はっきりと事実とわかっていれば should を使う必要はなく、そのまま通常通り書いて構いません。 (should を用いる:話し手が「事実ではないかもしれないが、たぶんそうだと思う」というニュアンス) 加えて、この should は「仮定法現在の代用」というように言われることもありますが、 特に「要求・提案」の部分については、(要求等をしている状況というのは)現実的には実現しておらず、仮定の内容を述べているということになります。 仮定法ということで助動詞が使われている、という解釈です。 |
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