〔質問〕 ある問題集に「酸素100mlを無声放電したところ、その体積が96mlとなった」と書いてあったのですが、そのうちの4mlはどこにいったのでしょうか。 |
〔回答〕 この操作では、酸素がオゾンに変化します。 つまり、3O2→2O3 ということが起こるため、気体のmol数が変化します。それに応じて体積も変化するということです! (以下、追記分です) 100mlから4mlだけ減っているというのは、すべてがオゾンになったわけではない、という理解で正しいです(むしろ、そう解釈しないと問題として解くことができない)。化学反応は瞬時にすべてが変化するわけではありませんので、こういった状況が起きてもおかしいことではありません。 そして、結果の96mlについては酸素とオゾンが混在している状況になっています。 そのことを整理するためにも、実際にどれだけの酸素が反応したのかを計算する場合には、これを x とおいて反応前後の状況(ml)を考えるということです。 また、反応した酸素4mlを使って、「その3倍」から計算することについては、酸素分子3個がオゾン分子2個になって、1個分消えるという理屈を理解した上で、1:3の計算をしているのなら構わないです(できれば x とおく計算方法の方がいいですが) |
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