〔質問〕 日本の朝鮮に対する外交姿勢と欧米諸国に対する外交姿勢のちがいについておしえてほしいです。 |
〔回答〕 ・朝鮮に対する姿勢:支配しようとした(結果的に併合に至る) 史実として、西郷隆盛・板垣退助らが、鎖国を続ける朝鮮に対して武力でもって征服するという「征韓論」を唱えたり、江華島事件を経て日朝修好条規を結んでいます。日朝修好条規は、「朝鮮が日本の領事裁判権をみとめ、朝鮮には関税自主権がない」という日本に有利な内容でした。幕末に日本が欧米諸国から受けた仕打ちと同じようなことをしたことになります。 ・欧米諸国に対する姿勢:当初「追いつき追い越せ」という目標。その後「同等」の姿勢 史実としては、文明開化そのものが欧米諸国を手本としたもので、どんどん欧米の文化を受け入れていったり、イギリスから資本と技術を導入して鉄道を開通させたりしています。 また、大久保利通や木戸孝允、伊藤博文などは薩英戦争や四国艦隊下関砲撃事件などを経験したのちに藩閥政府として政府の役人となったため、初期は、欧米諸国を恐れたり、言いなりにしかなれなかった、ということもあると思います。 しかし、明治時代の後半になり、(日本に対する)不平等条約の改正が成功したり、その後、日英同盟を結んで日露戦争を経験することになりましたので、明治時代が終わるころには、同盟国・敵国という関係になっていたので、同等になったと認識したのではないでしょうか。 |
アンケートへのご協力をお願いします(所要2~3分) |
---|
「将来設計・進路」に関するアンケートを実施しています。ご協力いただける方はこちらよりお願いします (Googleフォームにアクセスします) |