〔質問〕 旗本について、 ① 将軍と直接会話はできましたか? ② 家臣のなかではどれくらいの地位ですか? 高い地位ですか? 幕府は全国の4分の1の領地を持っていましたが、残りは誰が支配していたのですか? 参勤交代は大名によって江戸城を守る期間は違いましたか?(例えば、島津氏たちは1660年、1661年は上杉氏たちが江戸城を守る、など) もし全部の大名が江戸城をを大体同じ日に守り始め大体同じ日に守り終えたて領地に帰ったなら次の年は江戸城を守る人はいなくなるのではないでしょうか?? |
〔回答〕 ・旗本について 旗本は将軍に直接謁見する(儀式などに将軍が参列する場合にその場にいる)ことが許されていましたが、直接会話ができるほどではなかったと思われます。 旗本は高い地位の者から低い者までいて、最高位であれば大目付などに抜擢されることもあり、戦場では本陣営の大将に直属する者でもありました。 なお、世間的には殿様とよばれる身分でした。 ・全国の領地について 幕府が直接支配していた領地以外では、「皇室領」(天皇家)や「寺社領」(寺社)、「大名領」、「旗本領」などがありました。 ・参勤交代について 参勤交代の制度では、大名を偶数年にくるグループと奇数年にくるグループに分けられていました。 参勤交代の実際の目的は江戸城を守らせることではなく、大名を江戸に来させることでその間の旅費などで出費を強いて勢力を削ぎ、各藩の軍事力を低下させることでした。 もちろん江戸城を守ることもあったでしょうが、守ることを専門とする者は他にいたと考えられます。 |
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