【質問】数学(ベクトル):角の二等分線の定理を、ベクトルを用いて証明してください

〔質問〕
角の二等分線の定理を、ベクトルを用いて証明してください。
〔回答〕
以下、図を書きながら確かめていってください。ここでは△OABの∠Oを半分に割っています。
また、ベクトルを太字で記載していて、ベクトルOA を a、ベクトルOB を b としています。
 
 
まず、角の二等分線については、基本的に2つの単位ベクトル(大きさ1のベクトル)を用いて表現します。
ベクトル ab について、これをその大きさで割れば、単位ベクトルになります。
a/|a| と b/|b|)
 
このとき、2つの単位ベクトルを足した a/|a|+b/|b| はちょうど角Oのところを二等分するベクトルになっています。
(長さ1のひし形ができるため)
 
したがって、角の二等分線は変数 t を用いて、t(a/|a|+b/|b|)と表現できます。
(上記の a/|a|+b/|b| というベクトルを伸縮させればいいため)
 
次に、角の二等分線の定理については、「角の二等分線」と「辺AB」の交点(Cとします)について考えます。点CはAB上にあることから、ベクトル c については、ab の係数の和が1となっていなければいけません。
つまり、t/|a|+t/|b|=1 となり、ここから t、および c を求めることができます。
 
求まった c の式を見てもらえば、|a|:|b| という内分点になっています。

 

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