マゼランは1521年に、まずセブ島というところに上陸し、武器をちらつかせながら、キリスト教への改宗を要求し、成功しました。
しかし、その後、マクタン島でもキリスト教への改宗などを要求したところ、今度は、その王であるラプラプを中心に抵抗を受けました。結果的に、争いとなり、マゼランは殺害されることになりました。
 
ということですが、今回のことに限らず、世界史の勉強のコツとしては、「人間の感情がからんでいる」ということにもぜひ注目してみてください。
学校生活などでも、威圧的に「俺のいうことを聞け！」と言われたときに、「あ、はい…」と観念することもあれば、「は？なにこいつ？」とムカつくこともあると思います。特に後者の場合はケンカにまでなることもあると思いますが、マゼランのときも、現地人からするとこういう感情を抱いた、ということだったのでしょう。