【質問】英語:スピーキングについて、「瞬間英作文」は有効ですか?

〔質問〕
スピーキングのトレーニング方法として、ある程度文法や精読ができるようになったら瞬間英作文をひたすらやるのが最短だという方が多いのですが、いかがでしょうか?
〔回答〕
ターンナップとして具体的に検証したわけではありませんが、あくまで一般論として、このやり方は有効だと思います

 

詳細

まず、瞬間英作文について、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」という書籍の内容紹介を引用してみます。

簡単な英文をスピーディーに大量に作っていく「瞬間英作文トレーニング」を提案。「中学1年レベル」「中学2年レベル」「中学3年レベル」の3部構成で、さらに文型ごとに項を立てている。中学レベルの文型で正確にスピーディーに英文を作る能力を身につけることを目標にしている。

(出所)https://www.amazon.co.jp

あくまでもこの本の内容ですので、必ずしも中学範囲の英文に限定する必要はないでしょうが、要は「型」を身に付けよう!ということでしょう。

 
ターンナップとしては「瞬間英作文」を検証したわけではなく正確なことはわかりかねますので、あくまでも参考程度にしてもらったらと思いますが、一般論として、スピーキング対策としてこのようなやり方は「有効」だと思います。

 
理由としては、
(1)パターンを身に付けてしまう
(2)とにかく何でもいいので口に出す勇気・きっかけを得る
ということかなと思います。

 

(1)パターンを身に付けてしまう

英語に限らずどんな言語でも、極端に言うと「単語を入れ替えるだけ」でかなりの表現が可能です。
I have a pen. の a pen を a book に変えれば I have a book. という別の文が出来上がるわけです。

それを踏まえた上で、英文のパターンを体に染みつかせて、「単語を入れ替えるだけの状態」に持っていくのはアリ(むしろ正攻法?)だと思います。
しかも、実際に会話で使うような文の種類は限られていますので。

 

(2)とにかく何でもいいので口に出す勇気・きっかけを得る

よく日本人が英語を’話せない’理由は「完璧主義でありすぎるから」とも言われています。
「英語が話せる=ペラペラ」と思う傾向があるそうです。

一方、外国人に「日本語話せますか?」と聞いたら、「Yes!オハヨゴザマスー」みたいな感じに答える人も多いようです。

つまり、難しく考えすぎないということです。
誰しも、つたない所から始まって、上達していくものですから、I have a pen. から始めれば十分で、(完璧になってからと思ったりせずに)「とにかく口に出してみる」ことが重要だと思います。

そういう意味でも、まずはきっかけとしてこの「瞬間英作文」をやってみる価値はあると思います。

 
余談ですが、以前、筆者が某企業に勤めていたとき、海外のお客さんと英語で電話をすることがちょくちょくありましたが、実際には細かい文法なんかは無視でした。
仮定法やら強調構文なんか使ったこともないですし、もっと言えば完了形すら使ってなかったような気がします。
もちろん厳密なニュアンスは伝わっていなかったのでしょうが、それで十分でした。

個人的な経験からしても、むしろ中学レベルの英文で十分、という印象ですので、ぜひトライしてみてください。

 
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