【質問】勉強方法:受験勉強をしているとどうしても違うことを考えてしまいます

〔質問〕

受験勉強をしているとどうしても違うことを考えてしまいます。
勉強にしっかり集中するためにはどうしたらいいでしょうか。

〔回答〕

まずは、
(1) 事前に1日のノルマを決める
(2) どういう時に集中力が切れているのか検証する
の2点を推奨しています。
 
 
(1) 前者については、
漠然と勉強するのではなく、その日その日の「見えやすい目標」「近いゴール」を設定するというものです。
目標が「大学合格」のような「大きな目標」だと、目先ですべきことがよくわからず、やる気喪失にも繋がりやすくなります。
これに対し、目の前の「小さな目標」を定めることで、「まずはこれを乗り切ろう」というように思いやすくなる、というものです。

ただし、これの注意点としては、あくまでも「達成できそうな目標」を立てる、ということです。
よくありがちなのは、やる気に満ち溢れているときに始めたがために、無謀な目標となって、結局、三日坊主で力尽きる、というパターンです。
そうならないためにも、(受験までの残り期間からの逆算もしながら)ちょうどいい塩梅のノルマを設定するようには気をつけてください。
 
 
(2) 後者については、
受験勉強に限った事ではないですが、「上手くいかないときはその原因を探る」ということが重要です。
例えば、数学のやや難しい問題をやっているときに集中力が切れている傾向がありそうなら、問題レベルを少し落としてみる、という対策をとることができます。

※ 問題レベルを落とすことは決して後退ではないです。例えば、因数分解の処理をより素早く正確にできるようになれば、「難問の中で出てくる因数分解」を瞬殺・ノーエネルギーで処理することができ、他のことを考える余力が生まれることになります。
ただし、使っている問題集を(同レベルの別のものに)コロコロ変えるのはあまりお勧めしていません。よっぽど相性が悪いということなら構いませんが、単にやり込んでいないだけ、というケースも多々あります。
 
 
他には、やや根性論めいたことになりますが、違うことを考えそうになったときに、「浪人したいのか?」「大学への思いはその程度なのか?」みたいに自問自答してみる、という手もあります。
人間の行動原理・動機付けの1つとして「苦痛を避けたい」というものがあります。それを利用すべく、「不合格となったときの苦痛」を想像する、というのがこの作戦です。
(ただし、受験勉強自体から避けてしまうところまで追い込まないようには気をつけてください)

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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